2007年01月01日
新年
新年あけましておめでとうございます
さて、随分ご無沙汰していました。わたしは何とか息をついておりましたが、記事投稿をサボって
おり大いなる反省をしているところであります。
さてこのパラダイムは経営者を目指す者にとって、時代の流れをどのように読むかは最も大事
ではないかと思い、トライしているのです。しかも、自分で考えること、少し長期的視点に
立って考えることが重要なのです。
”日産がインドに工場進出”といった記事は正にBRICSの台頭が日本企業にとって無視できない
存在になってきたということであり、今後、他の企業も他産業の企業も進出の機会を窺う。
今まではマーケットとしては考えられなかった国や地域がビジネスチャンスとなる。、そのような
国や地域をものにした企業が国際競争の勝者となる。
「ネクスト・マーケット」C・K・プラハラード著にそのヒントがあるので、興味のある方は是非、お読み
ください。
さて、随分ご無沙汰していました。わたしは何とか息をついておりましたが、記事投稿をサボって
おり大いなる反省をしているところであります。
さてこのパラダイムは経営者を目指す者にとって、時代の流れをどのように読むかは最も大事
ではないかと思い、トライしているのです。しかも、自分で考えること、少し長期的視点に
立って考えることが重要なのです。
”日産がインドに工場進出”といった記事は正にBRICSの台頭が日本企業にとって無視できない
存在になってきたということであり、今後、他の企業も他産業の企業も進出の機会を窺う。
今まではマーケットとしては考えられなかった国や地域がビジネスチャンスとなる。、そのような
国や地域をものにした企業が国際競争の勝者となる。
「ネクスト・マーケット」C・K・プラハラード著にそのヒントがあるので、興味のある方は是非、お読み
ください。
2006年10月09日
銀行株5兆円放出
銀行株の市場放出がいよいよ始まる。預金保険機構や日銀が保有する銀行株を10年程度かけて
市場に放出する。それぞれ最大2兆円弱のキャピタルゲインを得そうだ。10年もかけるのは市場への悪影響を避ける意味がある。ただ、何か割り切れない気持ちがあるのは私だけだろうか。
個人投資家はこの10年、配当もろくに受けずにただひたすら市場の回復を待ち、銀行の業績が回復したと思って喜んでいると今度は株式の放出。
当然放出された株式の価格は下がる。当然、銀行では自己株式取得や償却や増配で対応するとは思われるが追いつかない・・・・・。システム投資と株価対策で当面銀行の戦後処理は続く。もっとも現在の株価はこれを織り込んでいるとは思うが。
市場に放出する。それぞれ最大2兆円弱のキャピタルゲインを得そうだ。10年もかけるのは市場への悪影響を避ける意味がある。ただ、何か割り切れない気持ちがあるのは私だけだろうか。
個人投資家はこの10年、配当もろくに受けずにただひたすら市場の回復を待ち、銀行の業績が回復したと思って喜んでいると今度は株式の放出。
当然放出された株式の価格は下がる。当然、銀行では自己株式取得や償却や増配で対応するとは思われるが追いつかない・・・・・。システム投資と株価対策で当面銀行の戦後処理は続く。もっとも現在の株価はこれを織り込んでいるとは思うが。
2006年10月08日
SONY
先日、日経朝刊社説に”どうなったSONYのモノつくり”との投稿がなされていた。
確かに前期の業績、今年度に入ってもPCのリチウムイオン電池のリコール問題など、
かつてのSONYらしからぬ動きです。次世代プレイステーションでは価格設定の迷走も
およそ世界的企業とは思えない動きです。このような騒ぎから経営陣のチームワークも疑問です。
想像に過ぎませんが、経営戦略面で迷走しているのかも知れませんね。
SONYのモノつくりにおけるブランドは確かに揺らいでいます。以前はSONY製品は松下、シャープなどの同様製品より価格が高く、それだけ企業の存在価値が高かったと言えます。
私も視聴覚商品の多くはSONY製を購入していました。TVも以前はSONYのトリニトロンに圧倒的支持がありました。現在では電器店の店頭にSONYのBRAVIAとシャープのAQUOSが並んでいます。
どちらに目が行くか、私は少々値段が高くてもAQUOSに目が行ってしまいます。
これが、ブランドの力です。従前のSONYだとBRAVIAに目が行ったでしょう。
今やSONYはものつくり企業というより、モノつくりもやる、金融も、エンターテインメントなど事業を
多角化し、何でもありです。
経営規模や体質は違うものの、いわゆるGEの小型版と言えるのではないでしょうか。
GEはシェアートップ事業以外は切り捨て、思い切った選択と集中戦略で成功している世界トップです。
SONYがGEと同様の戦略をとって今何が残るのでしょうか。今のSONYの問題点は、既に”ものつくり”のSONYブランドをどうするのかではなく、多角化した事業を含めたSONYブランドを考えるべきなのでしょう。現在のSONYはそういった意味で中途半端すぎるような感じを受けます。
今年度の第1Qの業績の数値面ではエレクトロニクス部門でも回復の兆しが見えます。1GB以上のデジタル1眼レフカメラの販売など新製品投入も意欲的です。今後注目すべきはコンテンツ部門の動きです。
企業の存在価値は業績面での数字に反映されます。今後、SONYの動きから目が離せなくなりました。
確かに前期の業績、今年度に入ってもPCのリチウムイオン電池のリコール問題など、
かつてのSONYらしからぬ動きです。次世代プレイステーションでは価格設定の迷走も
およそ世界的企業とは思えない動きです。このような騒ぎから経営陣のチームワークも疑問です。
想像に過ぎませんが、経営戦略面で迷走しているのかも知れませんね。
SONYのモノつくりにおけるブランドは確かに揺らいでいます。以前はSONY製品は松下、シャープなどの同様製品より価格が高く、それだけ企業の存在価値が高かったと言えます。
私も視聴覚商品の多くはSONY製を購入していました。TVも以前はSONYのトリニトロンに圧倒的支持がありました。現在では電器店の店頭にSONYのBRAVIAとシャープのAQUOSが並んでいます。
どちらに目が行くか、私は少々値段が高くてもAQUOSに目が行ってしまいます。
これが、ブランドの力です。従前のSONYだとBRAVIAに目が行ったでしょう。
今やSONYはものつくり企業というより、モノつくりもやる、金融も、エンターテインメントなど事業を
多角化し、何でもありです。
経営規模や体質は違うものの、いわゆるGEの小型版と言えるのではないでしょうか。
GEはシェアートップ事業以外は切り捨て、思い切った選択と集中戦略で成功している世界トップです。
SONYがGEと同様の戦略をとって今何が残るのでしょうか。今のSONYの問題点は、既に”ものつくり”のSONYブランドをどうするのかではなく、多角化した事業を含めたSONYブランドを考えるべきなのでしょう。現在のSONYはそういった意味で中途半端すぎるような感じを受けます。
今年度の第1Qの業績の数値面ではエレクトロニクス部門でも回復の兆しが見えます。1GB以上のデジタル1眼レフカメラの販売など新製品投入も意欲的です。今後注目すべきはコンテンツ部門の動きです。
企業の存在価値は業績面での数字に反映されます。今後、SONYの動きから目が離せなくなりました。
2006年10月06日
癒しの音楽宅配便
先日、我が家に「癒しの音楽宅配便」でバイオリン&チェロのデュオを宅配いただいた。
やはり、デジタル化したデータをスピーカーで再生する音とは異なり、木製の楽器から出る音は心や神経にとてつもなく優しいのです。なんとも贅沢な時間を過ごすことが出来ました。
当日は、狭い我が家のリビングに近所の方に集まっていただいて、ホームコンサート風に仕立てました。
「癒しの音楽宅配便」を主催しておられる音楽家の澤さんも駆けつけていただき、曲の合間に色々と解説をしてくれました。参加者全員が大満足の1日です。
これからも定期的に開催出来たら楽しいだろうなと思います。
やはり、デジタル化したデータをスピーカーで再生する音とは異なり、木製の楽器から出る音は心や神経にとてつもなく優しいのです。なんとも贅沢な時間を過ごすことが出来ました。
当日は、狭い我が家のリビングに近所の方に集まっていただいて、ホームコンサート風に仕立てました。
「癒しの音楽宅配便」を主催しておられる音楽家の澤さんも駆けつけていただき、曲の合間に色々と解説をしてくれました。参加者全員が大満足の1日です。
これからも定期的に開催出来たら楽しいだろうなと思います。
2006年09月27日
液晶増産へ2000億円
液晶の生産増強のための投資に備え、シャープがCB(転換社債)により2千億円調達の記事。
この記事で読めることは①シャープの投資戦略②資本市場の動き③液晶メーカーの国際間競争激化。①については18年3月期シャープのキャッシュフロー計算書を見れば一目瞭然である。
営業キャッシュフロー約2600億円、投資キャッシュフロー約2300億円、フリーキャッシュフロー
約▲300億円。本業から稼ぎ出すキャッシュを投資に充当し、おつりが出る優良企業の体質である。
いわゆるキャッシュフロー経営を実践していたが、財務戦略の転換を図る。それだけ液晶の国際間競争は激化している。シャープの危機感が感じとれる経営の舵取りである②はエクイティファイナンス(株がらみの資金調達)の復活。株式市場活況の前夜?
企業経営者はよりコストの安い資金調達を選択するが、活発な株式市場と魅力ある銘柄の転換社債の組み合わせは資金コストを大幅に引き下げる。
この記事で読めることは①シャープの投資戦略②資本市場の動き③液晶メーカーの国際間競争激化。①については18年3月期シャープのキャッシュフロー計算書を見れば一目瞭然である。
営業キャッシュフロー約2600億円、投資キャッシュフロー約2300億円、フリーキャッシュフロー
約▲300億円。本業から稼ぎ出すキャッシュを投資に充当し、おつりが出る優良企業の体質である。
いわゆるキャッシュフロー経営を実践していたが、財務戦略の転換を図る。それだけ液晶の国際間競争は激化している。シャープの危機感が感じとれる経営の舵取りである②はエクイティファイナンス(株がらみの資金調達)の復活。株式市場活況の前夜?
企業経営者はよりコストの安い資金調達を選択するが、活発な株式市場と魅力ある銘柄の転換社債の組み合わせは資金コストを大幅に引き下げる。